良い楽器の世界

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コンデ・エルマノス,ソブリノ,ドミンゴ この3種類はフラメンコギタリストにとっては〇〇のような存在!
是非一度は手にしてほしいギターですね。

ドミンゴ・エステソ(1882-1937)はサントス、バルベロⅠ世に並ぶ3大銘器の1つ!
印象は古いギターの中では弾くと軽く感じる音、現代のギターでは出せない風格や貫禄が有ります。

ソブリノ・デ・ドミンゴエステソ(1960-1970年代)なぜか弦長が670mmで少し長く、サウンドホールに鼻を近づけると独特な木の香りがします。
音は軽やかでキラキラしていて、古き良き時代のフラメンコギターです。
ラベルに(Vda)と入っているのはドミンゴ・エステソの扱いで価値がぐっと上がります。
※Vda(ビウーダ)は未亡人の事

コンデ・エルマノスは70年代物(オリジナルのニス)はよくひび割れていました。
その頃のは弾きやすくて音も良くハズレも少なく、コンデはニスがひび割れていた時代のギターが良いと言われていました。
後にパコデルシアが使っていた頃のコンデの音は両用だった事もあり、重くなった気がします。
軽やかに弾けて音が重厚でキラキラして左手はセーハも楽で右手のアルサプーアも問題無くラスゲァードのキレや粘り、バランスも良くコンデ独特の音色もたっぷり!…こんなコンデに当たる人がたまにいます。
また逆に左手のセーハはしんどくてスケールを弾けば右手指のフォームが崩れ弦から外れ、アルサプーアやラスゲァードはバランス悪くダンゴになる様な感じ、でも音色は特別良いコンデ!…こういう感じを受けるギターも有ります。(自分の腕の問題かも!)
コンデにはギタリストを悩ませる顔が多く存在します。
フェリーぺやグラビーナ、アト―チャを3本以上持ってみると、いいとこ取りをした1本がいつか見つかる様な気がしてなりません。

2014年にスペインへ行った時、マドリーのタブラオやペーニャで弾いているギタリストのほとんどがコンデを使っていましたね。

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