マドリーにて
1984年春、初めてマドリーのバラハス空港に降り立ち本場のフラメンコを見てやるぞ!
と思いコラールデモレリア、カフェデチニータス、カサパタ、カンデーラなどタブラオやペーニャ、ほぼ毎晩見に行っていた。この感想は次回にするとして、初めてギター購入した時の話を今回は、お話します。
初めからギターを買うつもりで来ていた私は当時マドリー在住のギタリスト(K氏)についてきてもらいグラビーナの店にコンデを見に行き、ブランカのプリメラ5~6本を見せてもらいました。K氏曰く本当に買うの?それでいいの?とか言われ、アモールデディオスで弾いているギタリスト達からもコンデは急いで買わない方がいいよ、と言われていたが、私はギターを持って来ていなかったので、練習も出来なければレッスンも受けられない状態だったため、とにかく、早くコンデが欲しかったのです。
しばらくして、買ったコンデを持ってK氏の横で弾かせてもらったら、買った時より鳴ってないよ!と、言われてしまった、またマノロサンルーカルの講習会では弟のイシドロが同じコンデを使っていたので、見て貰ったらフィノ(音が薄っぺらいという意味だろうか?)
と言われて、ダメ出しを食らったような気がして凹んでしまった。私の中では憧れのコンデ=パコデルシア=最高のフラメンコギターばっかりと思い込んでいたが、
周りの意見になるほど!と思ってしまった。これが、私の悩めるコンデの1本目である。
セビージャにて
1984年夏の暑い頃セビージャではマノロサンルーカルのクルソ
大変!パコデルシアとトマティートの曲しか知らない!